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中山市朗『作劇塾』の塾生ブログ!
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今回は作劇塾がお世話になっている吉本興業若手お笑い芸人ライブ「キタイ花ん」の取材を高田さんが行いました。

ライター講座という授業の一環ですが、近々専用のページを設けますので、そちらも併せてよろしくお願いします。

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第55回キタイ花ん
                              2006年6月25日(月)
                        YES NAMBAビル5Fワッハホール

キタイ花んとは?
吉本興業バックアップのもと、2002年より始まった次世代若手お笑い芸人の登竜門ライブです。オーディションに合格した約20組のコンビやピン芸人が、月に1回ワッハホールでネタを披露。各芸人の持ち時間は4分。それを過ぎれば強制終了となります。ライブ後、お客さんの投票によって上位3組が発表され、優勝者には賞金、そして副賞としてスポンサーのエースコックから、商品1年分が贈られます。過去の出場者には、「なるトモ」に出演中のスマイル、第37回上方漫才コンテスト最優秀賞のプラスマイナス、第28回ABCお笑い新人グランプリ最優秀賞の鎌鼬(かまいたち)などがいます。

今回の出演者(出演順)
1ブロック目
ラフ次元、ビーフケーキ、バイク川崎バイク、ボンクラ-ズ、サイドエイト
2ブロック目
ザ・ツタンカーメンズ、ツジカオルコ、さるつかい、河井山名(かわいやまな)、セカンドギア、帽子屋お松
3ブロック目
スゴイオモシロイヨ、TVBOYS(てれびぼーいず)、男と女、Dandelion(だんでらいおん)、クロスバー直撃
4ブロック目
ミルクボーイ、ななまがり、Dr.ハインリッヒ、大淵げんや・だいき、かりんとう

いよいよスタート!
開場の午後6時半になると、入り口で列をつくっていた熱心なお客さんたちが前列を埋めていきます。この日の入場者数は223人。女性の比率がやや目立ちました。
7時になると今回、司会も務めるバイク川崎バイクが登場し、キタイ花んのルール説明、出演順を発表します。そしていよいよライブがスタート!

トップバッターは正統派漫才のラフ次元。軽快な喋りで客席を温めていきます。
前回2位のバイク川崎バイクは、最近恒例となってきた高圧的トーク。自分がいかにオモロいかアピールしていきます。このキャラクターが認知されてきていると見えて、大きな笑いを取っていました。
最近、テレビ出演が増え活躍中のツジカオルコは英語教師を熱演。スケッチブックに書かれた英単語を色っぽく読み上げ、それをお客さんにリピートさせます。
河井山名の面接コントは衝撃的! パンクロッカーがいきなり面接官の頭をスリッパで振り抜き、お客さんの度肝を抜きます。しかし、インパクトだけではなくネタの方もしっかりと作りこまれており、最初から最後まで観客の心を鷲づかみにしていました。
常連であるスゴイオモシロイヨの3人漫才はやはり実力派。コンスタントに笑いを取っており、安定感がありました。
王道のしゃべくり漫才、男と女は観る者の期待を裏切りません。
ななまがりは、顔を真っ赤に塗りたくった鬼がドラゴンクエストを買いに行き、店員に断られるという切なくもおかしいコント。
約90分という時間があっという間に過ぎていきました。

結果発表その前に
集計中、結果発表の前にどのコンビが前説が上手いかを決定する「前説王決定戦」が行われました。出場者は男と女、ボンクラーズ、サイドエイト、Dr.ハインリッヒ、クロスバー直撃、ミルクボーイ、大淵けんや・だいき、ツジカオルコ。お客さんの拍手の多さで1組のコンビが選ばれます。勝者は、前説をやり慣れているのが見てとれた男と女でした。

優勝者は!
前説王決定後、いよいよ上位3組が発表されます。優勝はツジカオルコ。女性ピン芸人の優勝はこれが初めてで、キタイ花んに新たな歴史が刻まれました! 2位は惜しくも僅差で河井山名。やじろべえからの改名後、初の入賞となりました。スゴイオモシロイヨは、前々回に続いての3位。もう少しで優勝に手が届きそうです。得票数は以下の通りとなっています。

1位 ツジカオルコ      得票数69票
2位 河井山名        得票数63票
3位 スゴイオモシロイヨ   得票数39票

次回のキタイ花んは7月 30日(月)に、同じくワッハホールで行われます。明日のスターをぜひ、その目で確かめに来てはいかがでしょうか。

 

ライブ後に今回、司会を務められたバイク川崎バイクさんにお話をうかがいました。

―――以前は街の帽子屋さんと言うコンビで活躍されていましたよね

バイク 活躍はしてないですけど、活動はしてました(笑) コンビで最後にキタイ花んへ出させてもらったのが2005年の11月ですね。その後はピンで活動しています

―――コンビとピンとでは、活動の仕方などがかなり違うと思うのですが

バイク ピンになると、時間の融通がすごいきくんです。ウケたら全部、自分の力ってなるんで、そこが楽しいですね。まあスベっても全部、自分のせいになりますが(笑)

―――ネタは全部自分で考えているのですか?

バイク 基本的にはそうですね。でもいろんな人のアドバイスをめっちゃ聞きますね。それこそ、前の相方だった“帽子屋お松”(※今回のキタイ花んにも出演している)の意見を聞いて、そのまま取り入れたりとか。他にも先輩にこうした方がええんちゃうかと言われたら、自分なりに改良したりとかそんな感じですね。

―――バイク川崎バイクというお名前は、自分で考えたのですか?

バイク氏 これもね、帽子屋お松なんです。彼にピンでやるんやったら、KAWASAKIというバイクのメーカーがあるから、前と後ろをバイクで挟めばオモロいやないかって言われて、つけました。深い意味はないですけど

―――よく解散されて、険悪になるコンビとかいると思うのですが

バイク 解散する時は修羅場でしたね。凄い口喧嘩、言い合いして、考え方が全然違うってなって解散しました。でも解散してからはお互いの応援じゃないですけど。帽子屋お松から「最近大丈夫?」とか、メールが送られてきたりするんですよ。今はコンビの時よりも、深い関係になりましたね

―――ライバルの芸人さんがいたら、教えて下さい

バイク いや、そんなん滅相もないですけどね。やっぱりピン芸人は全員意識しますね

―――昔のキタイ花んのDVDをいくつか見せていただいたんですけど、だんだんと方向性や芸風が固まってきているように見えるのですが

バイク 今でもさぐりさぐりですけどね。でもよう見たら内容は今とあんまり変わらなかったりして(笑) 今のネタはアドリブがききやすいんで、そこがいいですけどね

―――かなりアナーキーな芸風ですが、こうやって普通に話していると、凄い丁寧で真面目ですし、そのギャップが面白いと感じるのですが、もし本当にああいう高圧的な人間だと思ったら、お客さんは引きますよね

バイク あの芸風は……演技です(笑) お客さんが引かないと言うのは、やっぱり見た目が弱そうですし(笑) 声も高いし、怖くないからじゃないですかねえ

―――服装にはこだわっていますか?

バイク “芸風”が俺はオモロいぞと、イキってるヤツなんで、オモんない格好をしたかったんです。だから、オモんないTシャツがあれば買うんですよ。今日は前にでっかく神風って字の書いてあるシャツだったんですけど、見た瞬間、オモんないなと思ったんですぐに買いました(笑)

―――今後の目標を聞かせて下さい

バイク 来年のR-1で、準決勝以上を目指したいですね。まあ決勝って言いたいところですけど……まずは、そこですね。あとキタイ花んで、まだ優勝してないですからね。1度はトップになりたいです

―――前回2位ですし、もう手の届くところまで来ていますよね

バイク いや、司会をしてる人ってね、お客さんの前に長い時間出ているから結構、票が入りやすいんですよ。だから、たいていみんな上位になるんですけど、今回3位以内に入らなかったんで、そこは反省点ですね(この日のバイク氏は、惜しくも3位と1票差の4位でした)

(ワッハホール楽屋にて)


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