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中山市朗『作劇塾』の塾生ブログ!
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今日、シナリオ企画で書いた5分物のショートホラーを自分で監督して撮影した。 頭の中にある映像をそのままそっくり再現したい。 >それはクリエイターとして当たり前の願望なのだが、 実際に撮影してみると、その難しさが身にしみて分かった。 いや、分かっていたようで、分かっていなかった。

撮影現場は砂浜のある海岸。 朝から天気も良く、風もなく、気温は暖かく、条件は申し分なかった。 海岸は親子連れ、カップル、釣り人、犬を散歩させる人などで、 10月だというのに賑わっていた。

そう、賑わっていた…。

オバケの登場にはあまりにも相応しくないシチュエーション。 設定はシーズンオフの人気の少ない寂しげな海岸だったのに。

気を取り直してカメラをまわし始めると、 遠くからドドドドド…という騒々しいモーター音が聞こえてきた。 海を見ると、3台の水上バイクが沿岸で暴れている。 注目すると寄ってくるようなので、できるだけ無視。 モーター音が遠ざかるのを待って、再び撮影開始。 役者さんがセリフにかかると、今度は空からの騒音。 プロペラの2つ付いた大きなヘリが2台、空中を横切っていく。

音のハプニングだけではない。 今回重要な役割をする“砂山”にも悩まされた。 砂山にトンネルを掘って両サイドから貫通させるという作業。子供のとき砂場で散々やってたはずなのに、 実際やってみると、すぐにトンネルが崩壊するので撮影は難航。

昼過ぎには終わると思っていた撮影は夕方、日が陰りはじめるまで続いた。

撮影プランは綿密に練っていたつもりだったが、 ハプニングがおこれば、カット割りもアングルも臨機応変に変えないといけない。 撮影半ばになると、あまりの完成度の低さに悲しくなってくる。

中山先生が“映画の勉強は現場”という言葉が身にしみる。 プロってどんな風に映画を撮るのだろう?

役者や映像専攻スタッフの皆さん。本当にありがとう。お疲れさまでした。 この作品がみんなの記念品になりますように!

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